若宮 住吉神社-若宮と称えられた「住吉神社」

若宮と称えられた「住吉神社」
住所: 大阪府豊中市若竹町1-22-6 : (06) 6863-0025

神社日記

御鎮座四百年の奉祝事業で社殿太鼓が美麗に復活

2015/05/28

書くことがいっぱいあって、どこから書けていけば良いのか悩むところなんですが、今日は当神社御鎮座四百年の奉祝事業の第一弾となった、社殿の太鼓のことについてご紹介することにします。


社殿にはずっとこの太鼓がありました。

以前の社殿太鼓

とても慣れ親しんだ太鼓です。

味わいがあって、いい雰囲気を醸しだしています。
昭和十四年奉納とあって、戦前のものになりますね。

ずいぶんと長い間、役割をこなし続けてくれた太鼓。

一昨年あたりから、皮膜が薄くなって今にも破れそうな状態に。

テープで補強するものの、雨の日などは本来の音色とはかけ離れた「ペチャ」というような音しか出なくなりました。

そして覚悟していたその時はやってきて、ついに皮膜は破れてしまうことに。


総代会で新調しようという機運が盛り上がり、有志のご奉納を受けました。

新調先を色々と検討し、結果、大阪市浪速区塩草「太鼓正」さんを訪ねました。

太鼓正

同じタイプのものを見せてもらって、新調するには150万円~200万円といった感じで想像通り。

しかし、

ご対応いただいた太鼓正の方から、

「せっかくの昔ながらの大切なもの。新調するよりも修復した方が良いですよ」

と丁寧にアドバイス・・・いただき・・・

さりながら、老朽の激しい当方の太鼓は修復は無理では・・・とこちらの所見を説明しました。

「それじゃ、現物を見に行きます」と軽やかなお返事。

後日、現物を見てもらったところ、修復は大丈夫とおっしゃいまして、

そして、こうなりました。

修復後の太鼓

うわーっと唸りました。実に美しい。

太鼓正の方から、 けやきを用いたしっかり造られた太鼓でした。まだまだ使えますよと。

もうすぐ80歳になろうかというこの太鼓が、まっさらと説明されても信じて疑うぬ程に生まれ変わりました。

当然新調するより費用は安く・・・


その姿に神道の精神にある「常若」を感じ入り、感慨ひとしおでした。

普通に新品を納品いただいた場合、おそらくこうした感動は無かったかと思います。

古いものを活かす、素晴らしい精神とともに、職人の技という言葉が脳裏にいっぱいに焼き付きました。

めでたく、ご奉納の皆様方と奉告祭。

昭和十四年の文字

昭和十四年の文字が残りました。

反対側に今回ご奉納の皆様のお名前が記されています。

  • 光久 正幸様
  • 深田 秀夫様
  • 上田 輝郎様
  • 中川 清様
  • 伊丹 二郎様

※順不同

私としてはもう少し丁寧に記録に残しておきたかったと思う次第です。


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